組織力とは

イギリスの海軍提督として数々の戦争で活躍した初代ネルソン子爵は、イギリスの英雄と讃えられています。

ネルソン精神とは、簡単に言うと見敵必殺であります。

敵が見えたらそこを叩け、敵が滅ぶまで戦えということです。

 

しかし、実際に敵と遭遇した時大砲を撃ったりすると、煙が流れて仲間の船の邪魔になったりします。

そのため「今、大砲を撃ってもいいものか?」と艦長はしばしば迷うのが常であります。

 

しかしネルソンは、その迷いを簡単にしました。

発砲によって味方の邪魔になるか、全体から見たら不利にならないか、といったことを個々の艦長は考える必要はない。

敵を見たら必ず撃って撃って撃ちまくり、そのために全体が不利になろうとも俺は褒めてやる、というのがネルソン精神の詳細です。

 

戦場でなくても複雑なことを考え始めると、身動きが取れなくなってしまいます。

実際に、複雑な命令では咄嗟の時に、何が何だか分からなってしまうものです。

 

しかし、日本でチームワークで団結力を高めていこうとすると、目的を達成するよりも仲良く協調性を持ってやって行くことの方が重視されがちです。

元々、共通の目標を達成するために役割分担をして助け合っていかなければならないのに、目標達成よりも和を乱さず協調性を保つことが重要になってしまいがちだと思いませんか。

 

チームを構成するメンバーが、目標を達成するために各々助け合いながら自分の専門性を発揮していく機動力をしっかり構築した方が、良い結果が出やすいと言われています。

 

以前、サッカーの本田圭佑選手が「個だと思います」と、W杯出場決定の際に記者会見で言った言葉がありました。

サッカーで結束力を高めるためには、1人1人の個の力が大切になってくるというものです。チームの組織力を強くするためには、全員が一つの目標に向かっていくことが重要です。

しかし、団結力が上回ってしまうと各々の力を発揮することができなくなってしまいます。

 

人はそれぞれ異なる体験を積んで生きてきている訳です。

チームのメンバーも当然、それぞれ考え方が異なります。

それでも、状況が共通した中で1つ取り組んでいくことには違いありません。

 

リーダーとなる人物は、チームの足並みを揃えるべくチームを引っ張るのではなく「目標達成のために力を貸してください」と頭を下げ、個の力を認めることができる人です。

そして、よいパフォーマンスを出すことができない部下がいてもその部下を信じることで組織力を上げていくことができると思いませんか。

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