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60歳~80歳くらいまでの生活資金は、1億円と言われています。
その内訳は、どのようになっているのでしょう。
老後に必要な資金についてご案内しますので、参考になさって下さい。
先ず、夫婦で生活する場合、月に40万円くらいあると余裕のある生活ができます。
そうなると、1年間に480万円必要になります。
年間480万円の生活を20年間維持しようと思ったら、9,600万円必要です。
そして、この金額を20歳から働き始めた場合、1年間にいくら貯めなければいけないかというと、1年に240万円貯めていく必要があります。
月にすると、20万円貯めることになります。
現実的に、月に20万円も貯めることは非常に難しいことです。
足りない分は、年金でカバーすることになるのですが、40代以下の人は、払った分よりも少ない額の年金しか受け取ることができないと言われています。
また、年金の受給は65歳からとなりますが、もしかすると70歳以降になる可能性もあります。
そのため、理想とする9,600万円よりも更に多く生活資金を貯めておかなければいけない可能性もあります。
それから、老後を迎えるまでには、結婚、出産、育児、住宅、車など高額な出費をする場面が多数出てきます。
子供の教育費には1人2,000万円かかると言われています。
月に20万円を貯めながら、高額な住宅ローンが子供の学費なども払っていくのは、現実的に無理でしょう。
しかし、月に10万円を夫婦で溜めていくとなれば、1人5万円となりまりますので、少し現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
それでも、老後の資金を貯めていくことは大変なことです。
普通に、会社勤めをして得る給与だけでは、自分の老後を支えることは不可能に近いことです。
なので、副業を始めるなどをして、収入を増やすことを考えることが大切です。
例えば、国内株式やFXを始めたり、アフィリエイト、不要な本や衣類の転売など、少額からでもいいので、会社に勤めて得る給与以外に、自分で稼げる手段を作ることを見付けることをお勧めします。
多くの人は、仕事だけでも毎日疲れて大変なのに、副業を始めるなんて、あり得ないと思われるかもしれません。
しかし現在、世の中にある仕事の47%以上は、10年後には無くなるという識者の意見もあるように、ロボットが今よりも活躍して、仕事がどんどん失われていくと予想されています。
ロボットに仕事を奪われるだけでなく、病気やケガなどで仕事を休んだり、辞めたりしなくてはいけない状況になるかもしれません。
現在、Amazonがアメリカで展開しているスーパーは、レジが不要なのでバッグに好きなものを入れて帰ることができますので、大幅な人件費をカットすることができると注目を集めています。
夫婦で40万円は無理だとしても、25万円くらいは1ヶ月に使える状態でいたいと思いませんか。
それでも無理だとしても、せめて戸建かマンションを持ち、家賃の支払いが不要な状態になっていれば大分違います。
生活費は、住む場所や生活の質をどこまで求めるかによっても異なってきますが、年を取ると医療費がそれなりにかかってきますので、若い頃のようにギリギリの生活費で暮らすのはキツいものがあります。
老後の生活資金を貯めるのは、早ければ早いほど老後が楽になりますので、しっかりと向き合っていきたいですね。
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