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無理をしない。できる範囲でがんばろう

ある日突然、緊急のタスクが湧いてくることってありますよね。
隣の席の同僚が過労で倒れたときや、別居中の親が転んで1人で生活できなくなったとき。

助けてあげたい気持ちは山々でも、そんなときは決して無理をしてはいけません。
あなた自身も1人の人間である以上、限界があります。

周囲の信頼できる味方や国家機関をうまく活用しながら、できる範囲で手を貸してあげるようにしましょう。

1日のスケジュールに余裕のある人であれば、毎日2時間のタスクが増えたところでそこまで負荷はかからないかもしれません。
しかし、日夜業務に追われ、自分自身の睡眠や食事の時間も満足にとれないような人にとって、毎日2時間のタスクは致命傷になり得ます。

個人個人の状況次第で、手助けできる範囲が変わってくるのは当然のこと。
「家族が倒れたときの病院への送り迎えくらい、みんなやっている。だから私もがんばらないと」と奮起するのは良いことです。

ただ、月間残業が100時間を超えるような人にとって、その1〜2時間がどれだけ重いか。
そうでなくとも、何年もの間ペーパードライバーだった人が、送り迎えのために急遽運転の練習を始めるのは非常に危険であり、また精神も擦り減らします。

周囲や社会では当たり前とされている行為であっても、それを実行するためにかかるコストは人それぞれです。

だからこそ、自分にできる手助けの範囲を見極める必要があります。
シャワーでも浴びてリラックスした状態で、毎日のスケジュールや労働環境、してあげた方が良いことや必要コストなどをしっかり考えましょう。

大切なのは、睡眠時間を削るような無理をしないことです。
1週間など期限が決まっているならともかく、介護といった終わりの見えないタスクのために身を削ってしまうことは避けなければなりません。

半年、1年……と続くうちに、肉体的な負荷が積み重なり、心が疲れやすくなり、次第に嫌気が差してきます。
大事な家族を疎んでしまわないためにも、自分にできることをがんばる気持ちが肝要です。

決して無理をせず、自分で負担しきれない分の重荷は他の人に持ってもらう。
周囲に頼れる人が少ない場合は、国家機関や専門家を頼りましょう。

元気でいればお金は稼げますが、お金がいくらあっても命と時間は買えません。
お互いにとって後悔の残る結果にさせないためにも、無理をしてがんばりすぎないことをおすすめします。

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